Wooud Alquaied
walquaied@mep.gov.sa
サウジアラビア王国と世界経済フォーラム(WEF)のイノベーション・プラットフォームUpLinkは本日、現代の最も差し迫った課題である環境問題と持続可能性について革新的なグローバル・ソリューションを促進するための2つの協定に署名した。
スイスのダボスで開催される2024年世界経済フォーラム年次総会の傍ら、サウジアラビアの経済計画大臣(MEP)ファイサル・F・アリブラヒム閣下と、世界経済フォーラムのボルゲ・ブレンデ会長が署名したこの協定では 「オーシャン・ポジティブ・エコノミーのためのイノベーション促進」と「ポジティブ・サーキュラー・カーボン・エコノミー(CCE)のためのイノベーション促進」に焦点を当てている。
2つの協定は、初期段階にあるインパクト起業家を中心としたイノベーションエコシステムを育成し、海洋劣化、生物多様性の損失、循環型炭素経済を含む持続可能な開発における重要な課題に取り組む、画期的なソリューションへの投資と支援を促進することを目的としている。
この取り組みは、経済・計画省(MEP)が主導し、エネルギー省、環境・水源・農業省(MEWA)、サウジ・グリーン・イニシアチブ(SGI)、未来投資イニシアチブ(FII)傘下のWAVEイニシアチブと連携している。
2024年世界経済フォーラム年次総会における、新たな協定への署名について、アリブラヒム閣下は次のように述べた、「サウジアラビアは、気候問題と持続可能な開発の問題が切迫しているときにあって、責任ある環境管理と、画期的で革新的、スケーラブルな技術ソリューションへの変革型投資を推進することで、対処する決意である」
「UpLink社との協力関係を拡大させることで、国内及び国際レベルで持続可能な開発アジェンダを実現するという王国のコミットメントに沿った、包括的な経済成長の機会を開拓しながら、持続可能で強靭な資源の未来を構築するために役立つ、気候変動に前向きなソリューションをサポートするという、私たちの取り組みを倍増させる」
UpLinkの責任者であるジョン・ダットン氏は、気候緊急事態への対処の緊急性に注目し「持続可能な開発目標を実現するには、初期段階の起業家による革新的なソリューションが不可欠である」と、迅速かつ協調的な行動の重要性を強調した。
UpLinkはグローバルなコラボレーターと提携し、これらの起業家のためのサポートエコシステムを構築し、重要なリソース、露出の機会、専門知識、資金を提供している。 UpLink とサウジアラビアの間のパートナーシップ強化は、イノベーションとコラボレーションがもたらす変革のインパクトを実証するためのものである。
2022年に構築されたMEP-UpLinkパートナーシップに基づくこの新しい協定は、これまでにMEWAとの共同により立ち上げられた「乾燥気候における食品生態系チャレンジ」や「スマート気候農家チャレンジ」などの取り組みをさらに前進させるものである。 このチャレンジに対する 430 組を超える応募の中から、革新的でインパクトのあるソリューションが認められた22組が受賞者に選ばれ、受賞者には資金提供、世界的な露出の機会、WEF およびパートナー イベントへのアクセスが授与された。
Wooud Alquaied
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