スルタン・ビン・アフマド殿下、スリランカ「アル・リー・アル・ムルサラ村」の起工式に臨席

シャルジャ首長国副首長兼シャルジャ・メディア評議会議長のシェイク・スルタン・ビン・アフマド・ビン・スルタン・アル・カシミ殿下が、スリランカ民主社会主義共和国プッタラム地域において「アル・リー・アル・ムルサラ村」の起工式を行いました。本プロジェクトは広範な人道支援活動の一環として開始されたもので、50戸の住宅、200人収容のモスク、ヘルスケアセンター、そして、地域住民の生活の質向上を支える各種生活基盤施設の建設も含まれています。

村づくりプロジェクトの開始に加え、殿下は救急医療サービスの提供や定期的な健康診断の実施を目的とした、設備の整った移動式クリニックの開所式も行いました。この移動式クリニックはアル・リー・アル・ムルサラおよび周辺の村の住民に医療を提供し、遠隔地やサービスが行き届いていない地域での医療へのアクセスを大幅に改善することになります。

この取り組みは、シャルジャ放送局（SBA）がシャルジャ慈善協会（SCI）と提携して制作・放送している「アル・リー・アル・ムルサラ」プログラムに支えられています。殿下は、スリランカで実施されている慈善プロジェクトはこの強力な協力関係の成果であり、また人道的価値を広め、世界の困窮する人々を支援するというシャルジャの継続的な取り組みの一環であると強調しました。

殿下は、これらの取り組みは、慈愛の実践や弱い立場にある地域社会への支援を絶えず奨励しているシャルジャ首長国統治者兼連邦最高評議会メンバー、シェイク・スルタン・ビン・ムハンマド・アル・カシミ殿下（博士）の方針とビジョンを反映していると強調しました。また殿下は、人道活動はシャルジャの国際的関与の基盤を成すものであり、緊急のニーズに対応するだけでなく、人間の尊厳と長期的な福祉の促進にもつながると述べました。

今回の訪問に際し、殿下はこの人道的活動に貢献しているすべての個人と団体に深い感謝の意を表しました。また殿下は、寄付者、パートナー、地域社会の共同の努力が、国際舞台においてアラブ首長国連邦およびシャルジャの明るく誇り高い姿を示し、国家が重んじる寛大さと連帯の価値を一層強化していると述べました。

シャルジャ放送局（SBA）事務局長のムハンマド・ハッサン・ハラフ氏は、スリランカでのプロジェクトを「アル・リー・アル・ムルサラ」プログラムにとって新たな節目であると述べました。このプログラムは毎年ラマダン期間中に放送され、村や学校、病院といった重要なインフラ建設を支援しています。同氏はまた、シャルジャ慈善協会（SCI）との継続的な協力関係を、効果的な人道協力の強力なモデルであると称賛しました。さらにハラフ氏は、援助が最も必要とされる人々に確実に届くようにするため、また現地の実情に基づいて活動を導くために、現地訪問が果たす重要な役割を強調しました。

アル・リー・アル・ムルサラ村には、太陽光発電を備えた50戸の住宅、モスク、医療センター、子ども用の公園、裁縫センター、清浄な水を供給する井戸が建設されます。移動式クリニックは柔軟で受診しやすい医療を提供します。殿下はまた、家計収入や自立を支援するための食料、ミシン、自転車、車椅子などの支援物資の配布状況を視察しました。14年前の開始以来、「アル・リー・アル・ムルサラ」プログラムは約6700万AEDを調達し、110か国以上で人道プロジェクトを支援してきました。資金提供された取り組みには、「リトル・ハーツ」キャンペーン、眼科手術、孤児支援、モスクや学校、医療センター、井戸の建設、さらには幅広い収入創出プログラムが含まれています。

殿下は、シャルジャ慈善協会理事会議長のシェイク・サクル・ビン・ムハンマド・アル・カシミ氏、在スリランカUAE大使のハリド・ナセル・アル・アメリ氏、シャルジャ放送局（SBA）事務局長のムハンマド・ハッサン・ハラフ氏、シャルジャ政府メディア局事務局長のタリク・サイード・アライ氏、シャルジャ・メディア評議会事務総長のハッサン・ヤアコブ・アル・マンスーリ氏、さらにシャルジャからの複数の高官やメディア関係幹部とともに出席されました。

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