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国際協力、イノベーション、持続可能性を呼びかけ
11月25日からサウジアラビア王国・リヤドで開催されていた世界投資促進機関協会(WAIPA)とサウジアラビア王国投資促進機関「Invest Saudi」が共催する世界投資会議2024(World Investment Conference 2024、WIC 2024)が閉会しました。同会議では、国境超えたコラボレーション、イノベーション、そして持続可能性が主要なテーマに掲げられ、活発な議論が行われました。
サウジアラビア王国のハリード・アル・ファリハ投資大臣は、WIC 2024の成功について次のように述べました。
「WIC 2024は、皇太子兼首相ムハンマド・ビン・サルマン殿下の卓越したリーダーシップと揺るぎない支援のもと開催されました。心より感謝申し上げます。
この3日間は、世界の投資が直面する重要な課題について議論を深めるとともに、投資が生み出す無限の可能性を再確認する機会となりました。デジタルトランスフォーメーション(DX)や持続可能な成長の活用に関する活発な議論から、サウジアラビア王国のグローバルサプライチェーン・レジリエンス・イニシアチブに基づく画期的な協定に至るまで、WIC 2024は、国際的なコラボレーション、イノベーション、そしてレジリエンスによって定義される未来への共通コミットメントを明確に示す場となりました。
『ビジョン2030』に基づき、サウジアラビア王国は国境や業界を超えたパートナーシップを育むことにより、グローバルな経済成長のリーダーとしての地位を確立しています。私たちは、戦略的提携、地域に根ざしたバリューチェーン、そして最先端技術の力を結集させることで、意義ある経済的影響を生み出す方法を示しました。WAIPAに感謝の意を表するとともに、WIC 2024で得られた洞察、ネットワーク、そして協力への合意が、WICを超えて広がり、世界中で変革的な投資と持続可能な成長を促進すると確信しています」
サウジアラビア王国のバンダル・アルホライエフ産業鉱物資源大臣は、WIC 2024の3日目に行われたパネルディスカッション「戦略的提携:成功する投資のためのパートナーシップ活用」で、同国のグローバルパートナーシップ促進へのコミットメントを強調し、次のように述べました。
「私たちが計画し、現在実行しているほとんどの経済活動には、この仕組みが組み込まれています。
国際協力の課題は、それを実施するか否かではなく、どのように実施するか、そして各関係者が関心を持ち、連携を深められる魅力的なコンセプトをどこで見つけるかという点にあります」
さらに、バンダル・アルホライエフ産業鉱物資源大臣は、サウジアラビア王国が提供するインセンティブについても触れ、製造業、サプライチェーン、物流に焦点を当てた先進的なデジタルおよび物理的インフラが、投資家にとって大幅なコスト削減を可能にする環境を提供していると強調しました。同大臣は、さらに「サウジアラビア王国では3つの経済特区が承認されており、これにより国内市場のみならず国際市場をターゲットとする投資家にさらなるメリットを提供することが可能です」と付け加えました。
WIC 2024では、透明性のある協力と規制の一貫性に焦点を当てた「Bridging Borders」や、投資促進機関(IPA)の運営における卓越性について、ガバナンス、効率性、テクノロジー活用を通じて投資家体験の向上を強調した「To Finish First, First You Have to Finish」などのセッションも行われました。また、「Ready, Set, Go」セッションでは、特に先端製造業や再生可能エネルギーといった専門産業への投資を引き付けるためのサウジアラビア王国の取り組みを掘り下げ、同国の競争優位性を紹介しました。
このイベントは2024年11月25日~27日までサウジアラビア王国・リヤドで開催されました。次回のWICの開催地は未定です。
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