Zineb Aguisoul
新たに設立されたグローバル・リン研究所(GPI)は本日、当研究所の開発と運営を担当するエグゼクティブディレクターにアミット・ロイ博士を任命したと発表しました。その最初の焦点は、最先端のリン研究プロジェクトのためのコンソーシアムの創設、世界的な連合体の構築、世界各地に研究ハブを確立することです。
モロッコのモハメッド六世ポリテクニック大学(UM6P)のプレジデントとGPIのプレジデントを務めるHicham El Habtiは、このように述べています。「ロイがGPIに加わり、この新しい世界的活動を指揮することをうれしく思います。その豊富な経験と、膨大な知識、研究活動、国際肥料開発センターの経営経験は、GPIにとって貴重な資産です。このような能力を持つロイは、この研究所の構築を成功させると確信しています。」
アミット・ロイは、博士号取得のための大学院での活動から始めて、40年以上にわたりリン研究に携わってきました。国際肥料開発センター(IFDC)では、新製品と新たに発見されたリン鉱石を肥料に転換するプロセスを開発し、食糧生産と農業開発に関連するその他の活動も行いました。
IFDCの最高経営責任者(CEO)を務めたロイは、「アフリカの肥料原料資源」、「世界のリン鉱石の埋蔵量と資源」、「持続可能なリン管理-世界学際的ロードマップ」など、いくつかの主要な出版物を監督しました。これらの出版物は、リンに関する世界的啓発を支え、世界中で同様の活動を刺激しました。ロイは、世界的な共同研究プログラムを確立すべく海外に20カ所以上のIFDC支所を設立し、ナイジェリアのアブジャで開催された2006年アフリカ肥料サミットも主導しました。
ロイは、次のように述べています。「GPIをリンに関するすべてを結集する世界的組織に発展させる役目を負うことを光栄に、うれしく思います。このプラットフォームは、地元の酪農家から気候科学者、化学専攻の学生、食品製造関連業界まで、誰もが利用可能になります。それは、代替不可能な重要元素のリンが責任を持って管理され、将来世代が利用できるようにする必要があるためです。」
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